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【短編小説】ソノヒト 〜第二章 「赤と青」〜

12月1日 車はいつものように、 国立府中インターを入り、 中央道を新宿方面に向かっていた。 時間は朝の6時。 ここを通過するのがいつもよりも早い。 向かう先が、勤務先の板橋ではなく、 福島県いわき市だからだ。 昨日のLINEによる雑な出張命令で 急遽、いわきにある自社工場に向かうことにな...
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【短編小説】ソノヒト ~第一章 「一撃」~

会えない コロナの感染者や重傷者が増えている。 飲食店への時短要請なども行われて この先どうなるか誰も予想がつかない状況だ。 正直、こいつが流行り出し、 人に会えなくなった。 「人に会っちゃいけないんだ。」 そんな状況になったのは 緊急事態宣言が出たころだろうか。 僕も正直そうゆう...
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