2020-12

小説

【短編小説】ソノヒト 〜第二章 「赤と青」〜

12月1日 車はいつものように、 国立府中インターを入り、 中央道を新宿方面に向かっていた。 時間は朝の6時。 ここを通過するのがいつもよりも早い。 向かう先が、勤務先の板橋ではなく、 福島県いわき市だからだ。 昨日のLINEによる雑な出張命令で 急遽、いわきにある自社工場に向かうことにな...
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